- オイシックスって実際どうなの?
- ミールキットって高いし、栄養的にはどうなんだろう…?
そんなふうに気になっている方も多いのではないでしょうか。
忙しい毎日の中で「少しでも手軽に健康的な食事をとりたい」と、食材宅配を検討する方も増えています。
とはいえ、実際に使ってみないとわからないことも多いですよね。
そこで今回は、管理栄養士の視点から、オイシックスのミールキット「栗原心平 おろし玉ねぎの生姜ソースバーグ」を実際に使って、味・栄養バランス・コスパなどを詳しくレビューします。

管理栄養士 こま
- 30代の管理栄養士
- 急性期病院3年・給食委託会社8年
- 病院(2施設)とクリニックで栄養指導経験
- 1日平均4万食提供の委託給食の献立作成を担当
- 関西・関東の病院を中心とした給食提供実績
オイシックスのミールキットは、レシピと必要分量の食材がセットになって届くので、手順通りに調理するだけでOKです。
種類が豊富なオイシックスのミールキットの中で、シェフコラボのおろし玉ねぎの生姜ソースバーグが気になった方にも、参考になるはず。
結論から言うと、評価は以下の通り。
評価項目 | 5段階評価 |
おいしさ | ★★★★☆ |
ボリューム | ★★★☆☆ |
作りやすさ | ★★★★☆ |
栄養バランス | ★★★★☆ |
コスト | ★★★☆☆ |
オイシックスを試すか迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
今ならオイシックスの20分で主菜と副菜の2品ができるミールキットを試せるチャンス!

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オイシックス「栗原心平 おろし玉ねぎの生姜ソースバーグ」の商品情報



- 商品名:Kit2人前/栗原心平 おろし玉ねぎの生姜ソースバーグ
- 価格:1943円(2人分)※2025年7月時点
- 主菜:栗原心平 おろし玉ねぎの生姜ソースバーグ
- 副菜:栗原心平 小松菜とトマトの温玉スープ
- 調理時間:約23分(実際にかかった時間)

玉ねぎをおろすのに手こずりましたが、比較的短時間で調理できました。
栄養価は以下の通り。
調理完成後1人あたり
- エネルギー:400kcal
- たんぱく質:23.1g
- 脂質:16.1g
- 炭水化物:33.9g
- 食塩相当量:4.6g
1人分(ご飯お茶碗1杯込み)あたり
- エネルギー:634kcal
- たんぱく質:26.1g
- 脂質:16.4g
- 炭水化物:85.8g
- 食塩相当量:4.6g
※参考:ご飯お茶碗1杯(約150g)
- エネルギー:234kcal
- たんぱく質:3.0g
- 脂質:0.3g
- 炭水化物:51.9g
- 食塩相当量:0g
PFCバランス(ご飯込み1人分換算)
- たんぱく質(P):16%
- 脂質(F):23%
- 炭水化物(C):54%
実食レビュー!味・量・作りやすさをレポ!


ミールキット「栗原心平 おろし玉ねぎの生姜ソースバーグ」を実際に作った写真がこちら。


2人分の料理を均等に分けた、1人分の分量です。



ハンバーグ用のねぎは量が多めだったため、スープのトッピングにも使いました。
食べてみての正直な感想はこちら。
評価項目 | 5段階評価 |
おいしさ | ★★★★☆ |
ボリューム | ★★★☆☆ |
作りやすさ | ★★★★☆ |
栄養バランス | ★★★★☆ |
コスト | ★★★☆☆ |
一言でいうと、「おいしい!けど少しボリュームに欠ける」といった印象でした。
おいしさ
主菜・副菜ともに全体的にとても美味しく仕上がっていました。
ハンバーグは生姜が効いた味付けで、さっぱりとしながらも満足感のある味わいでした。添えられた野菜のおかげで見た目も華やかになり、一層美味しくいただけました。
副菜のスープには温泉卵が入っており、満足感がさらに高まる内容でした。ただ、もう少し野菜の量が多いと、より食べ応えがあったかもしれません。玉ねぎなどを追加しても、よく合う味だと感じました。
ボリューム
食べた感想としては、全体のボリュームにやや物足りなさを感じました。ハンバーグ自体がやや小ぶりだったため、満足感のあるボリュームには少し欠ける印象です。
栄養価については、ご飯(お茶碗1杯分)を含めて1食あたり634kcal、たんぱく質は26.1gで、たんぱく質はしっかりめに摂れる内容です。
▼成人の1日の推定エネルギー必要量から考えると、男性にはやや軽め、女性にはちょうどよい量かもしれません。
- 男性:約2600kcal(1食あたり約860kcal)
- 女性:約2000kcal(1食あたり約660kcal)
今回の献立:634kcal(ご飯お茶碗1杯込み)。
調理しやすさ
写真付きの丁寧な手順があり、「ここから始めればよい」という明確なスタート地点が示されていたため、全体的に調理はスムーズに進められました。
実際の写真がこちら▼


ただ、玉ねぎのすりおろしだけは少し難しく感じました。玉ねぎが細かくばらけてすりにくかったため、少し時間がかかってしまいました。
写真ではスープの温泉卵が一番上にのっていて見た目が良かったのですが、実際に作ると卵が沈んでしまい、写真のような仕上がりにはなりませんでした。
全体としては、短時間で比較的簡単に調理でき、とても良かったです。



夫に聞いた感想は総合評価★3.5。「味はおいしいけど量が少ない」とのことでした。
【管理栄養士視点】栄養バランスはどう?


栄養バランスは、正直よくて驚きました。
というのも、Oisixにはさまざまな商品ラインがありますが、今回試した「kit Oisix」には栄養士監修などの表記がなく、「Oisix cookbox」や「ヘルスケアOisix」などと違い、栄養面の配慮は限定的かと思っていたからです。
しかし実際には、予想以上にバランスのとれた構成で、管理栄養士の視点から見ても高く評価できる内容でした。
栄養面の具体的なポイントは以下の通り。
- PFCバランスが整っている
- 野菜量がしっかり確保できている
- 塩分量が4.6gとかなり高め
PFCバランスが整っている
今回食べた「栗原心平 おろし玉ねぎの生姜ソースバーグ」に、白ご飯150gを添えた場合のPFCバランスは▼下記の通りでした。
- たんぱく質(P)16%
- 脂質(F)23%
- 炭水化物(C)54%
一般的に、理想とされるPFCバランスの目安は▼以下の範囲です。
- たんぱく質(P)13〜20%
- 脂質(F)20〜30%
- 炭水化物(C)50〜65%
まさに理想のPFCバランスになっています。PFCバランスはこの値に納めることで、必要な栄養素をしっかりと摂取でき、生活習慣病の予防にも繋がります。
PFCバランスは1食単位で完璧である必要はなく、1日や1週間単位で整えていくことが普通です。そのため1食でここまでバランスが整っているのは非常に優秀だと感じました。



私は過去に病院の献立作成をしていたので、献立の難しさは身に染みています。シンプルにバランスの良さにすごいなと感じました。
野菜量がしっかり確保できている
1食あたりの野菜使用量は合計120g。内訳は以下の通りです。
- 南瓜:40g★
- パプリカ:20g★
- 小葱:5g★
- 玉ねぎ:20g
- 小松菜:25g★
- ミニトマト:10g★
★緑黄色野菜
厚生労働省が推奨する1日あたりの野菜摂取目標は350gで、1食あたり120g以上が理想とされています。
さらに、緑黄色野菜が100g含まれており、これは1日の目標(120g)の83%以上に相当。種類も6品目と豊富で、食材の多様性からも栄養面の充実度がうかがえます。



野菜の他にキノコ(エリンギ)も使われていたのも良かったです。
塩分量が4.6gとかなり高め
塩分は1人前あたり4.6gと、かなり高めの数値です。
成人の1日の塩分摂取目標は、
- 男性:7.5g未満
- 女性:6.5g未満
詳しくはこちら【塩分量について】
1食あたりに換算すると、2.0〜2.5g以内が理想。



しかし、実際に献立を作る立場から言うと、この数値を守りながら味に満足感を出すのはとても難しいです。
おいしさを重視した結果、この塩分量になっているのだと感じました。ただし、塩分が気になる方にとっては少し注意が必要かもしれません。
気になる場合は、調味料の使用量を半分に調整したり、スープの汁を飲み切らずに残すなどの工夫で、塩分を抑えることができます。体調や生活スタイルに合わせて、無理のない範囲で調整してみてください。



今回のkit Oisixは、塩分は高めですが、栄養バランスの面ではおすすめできる内容です。
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【管理栄養士視点】コストパフォーマンスはどう?


2人前で1,943円、つまり1人あたり約972円。
正直、最初は「ちょっと高いな…」と感じていました。
しかし、実際に使ってみると、この価格にも納得できる理由がありました。
ポイントは以下の3つです。
- 食材へのこだわり
- 栄養バランスのとれた献立
- 丁寧な食材管理
食材へのこだわり
食材に対する強いこだわりが感じられました。原材料名を確認してみると、ほとんどが国産のものばかり。
実際の写真がこちらです ↓





私自身、以前に病院食の献立を作成していた経験があるので、コストを抑えるにはどうしても食材単価に目が向いてしまうことがよく分かります。
牛肉・豚肉は外国産ですが、それ以外の食材はほぼ国産品を使用している点には、安心な食材を使うことへのこだわりを感じました。
栄養バランスのとれた献立
前章で栄養バランスについて触れましたが、「自分で献立を考えずに、栄養バランスの取れた食事ができる」という点は、コストが上がっても納得できる大きな価値の一つだと感じました。
毎日の献立を考えるのは意外と大変で、主菜・副菜の組み合わせに悩むことも少なくありません。さらに栄養バランスまで意識するとなると、ある程度の知識や工夫も必要になります。
その点、ミールキットなら、そうした手間をすべて省くことができ、プロが監修したバランスの良い食事を手軽に楽しめます。時間と労力を節約できるうえに、健康面でも安心できることを考えれば、多少コストが上がるのも十分に納得できると感じました。
丁寧な食材管理
使用されている食材は、すべて丁寧に個包装されており、扱いやすさに配慮されているのが印象的でした。
私自身、食品工場での勤務経験があるため、各食材を指定の重さに分けて個包装する工程の大変さをよく理解しています。ひとつひとつの作業に時間も手間もかかり、それに伴う人件費や資材コストも無視できません。
こうした手間をかけてまで使いやすさに配慮している点からも、多少価格が上がるのは当然であり、むしろ納得できるポイントだと感じました。
これらを踏まえると、ミールキットは単なる食材代以上の価値があると感じました。



忙しい日や、栄養バランスに気を配りたい方にとっては、ある程度コスパの良い選択肢だと思います。
【管理栄養士視点】衛生面はどうか?


一般の方にとってはあまり気にならない点かもしれませんが、管理栄養士として、衛生面には特に注目して見ています。
▼実際に送られてきた食材です。


衛生面で良いと感じたポイントは以下の通りです。
- すべての食材が個包装されており、交差汚染のリスクが低い
- ハンバーグはあらかじめ火入れ済みで、汚染リスクが抑えられている
- 真空処理が丁寧にされており、空気に触れていない
- 野菜の傷みや劣化もほぼなし
とくに、肉・魚・卵などの動物性食品は、食中毒リスクが高いため衛生管理が非常に重要です。今回はハンバーグが加熱済みで個包装されており、安心して使うことができました。
私自身、真空パックの作業に携わった経験がありますが、現場では袋の外側に汁気がついたり、ベタついたりすることも少なくありません。しかし、そういったことも一切なく、外袋も清潔で、全体的に非常に衛生的に管理されていると感じました。
野菜の品質も問題なく、気になりませんでした。



個包装のため、ゴミは増えてしまいますが…
まとめ:「栗原心平 おろし玉ねぎの生姜ソースバーグ」はシェフ料理が気になる方におすすめ!


この記事では、オイシックスのミールキット「栗原心平 おろし玉ねぎの生姜ソースバーグ」について、管理栄養士の視点から実食レビューをお届けしました。
要点をまとめると以下の通り。
- 主菜・副菜共にとてもおいしい
- 栄養バランスがよく考えられている
- ややボリューム感には欠ける
- 塩分は4.6gとかなり高め
- 野菜もたっぷり摂れてヘルシー
- 素材の質や栄養価を考えると、価格が高めなのも納得
総じて、「栗原心平 おろし玉ねぎの生姜ソースバーグ」は、管理栄養士の視点から見て、塩分が気になるが、栄養バランスは十分な内容のミールキットでした。
今回ご紹介した「栗原心平 おろし玉ねぎの生姜ソースバーグ」のミールキットは、オイシックス会員になることで注文できます。
ミールキットのメニューは週替わりなので、販売タイミングによっては取り扱いがないこともありますが、見つけたらぜひ試してみてください。
また、オイシックスは初回限定のおためしセットがかなりお得(79%OFF)に購入できます。
迷っている方も、まずはおためしセットで味やサービスを体験してみるのがおすすめです。
▼実は私もおためしセットから始めました!
今ならオイシックスの20分で主菜と副菜の2品ができるミールキットを試せるチャンス!


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参考文献(2025年7月30日参照)